■あと約1ヶ月…というか4週後に発売です!まず一言お願いします。
ほっとしました。その一言に尽きます。
発売日の延期により、たくさんの方々にご迷惑をお掛けし、
本当に申し訳ありませんでした。

最終の動作チェックの時は、久々に胃が痛くなりました。
ただ、立ち直りが早いのでその結果胃に穴が開く、ということはないんですが。
■最終動作チェックは緊張しますね。こちらもドキドキしてました・・・。
『雨格子の館』開発チームは、フォグさんの『ミッシングパーツ』に関わられた人が多いで
すが、『ミッシングパーツ』と比べて大きく変わった/進化したというポイントは有りますか?
背景の3D化でガラっと雰囲気が変わったし、
2Dでは表現出来ないイベントなども可能になり、
より本格的な謎解きが楽しめるようになったと思います。

一番の変更点は、『ミッシングパーツ』から引き継いでいる
「たくさんの分岐を楽しむ」ということ以外に、
ゲーム全体の構造が何度も楽しめるようなつくりになっていることです。

犯人を解明することは、目的のひとつにしか過ぎない…ということ。
詳しくは、ネタバレになるのでやめときましょう。
■確かに。犯人特定と殺人防止以外にも、色々楽しめるポイントを仕込んでますよね。
弊社からの要望で、2周目以降に挑戦できる「キーワードクイズ」も搭載してもらいました
し、意外なキーワードもたくさん登場しますし。
シナリオライターの西ノ宮勇希さんは、『ミッシングパーツ』からの連続起用ですね。
西ノ宮さんのシナリオの魅力は?
テンポがいいと思います。
推理モノというテーマ自体が重いし、テキストの量が膨大になりますが、 キャラクターが軽妙な部分がうまく織り込まれていて、 分岐の隅々まで丁寧に描かれているので、スイスイ読むことが出来ます。
■一方、キャラデザイン&原画を担当した西野幸治さんは、ゲーム関係の仕事は
ほぼ初めてというフリーの方ですね。
馬力を感じます。筆が早いです。
それが私にとって一番の魅力…と内輪の話は置いときまして(笑)。

西ノ宮(シナリオ)&橋本(ディレクター)の女性陣が強く推しただけあって、
特に男性キャラクターがよいですね。力感を感じます。那須の上半身に。

『ミッシングパーツ』に比べて、女性キャラの「萌え」が薄くなったと よく言われますが、私自身はとある女性キャラにしっかりと「萌え」ているんですよ。
■先日、居酒屋で伺いました(笑)。
『雨格子の館』はそもそも女性キャラが少ないタイトルですから・・・。
流通やショップの方からもよくご意見頂きました。
男女関係なく、どのキャラクターが一番気になりましたか?
椿くん。
シナリオ側のキャラ設定としっかりマッチしていて、「かわいい」です。
ヘンな意味じゃないですよ(笑)。

椿に限らず、展開によって各キャラクターの色々な側面が見られるので、 そのへんも楽しんで欲しいです。
■役柄はともかく、実年齢では最年少ですからねぇ・・・。
その辺のギャップも面白いキャラですね。
■何度も発売延期となりまして誠に申し訳ございませんでした。
クオリティ・難易度 共に、推理アドベンチャーゲームのファンの方には充分満足頂ける
ものになったと思います。ご期待下さいませ。