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スペシャルインタビュー第1回
(株)フォグ
宗清氏
『雨格子の館 〜本格推理アドベンチャーを創ろうと思った理由(わけ)〜』
本作『雨格子の館』は、『ミッシングパーツ』シリーズの流れを汲む本格推理ADVとして開発を進めています。

『本格』という言葉は短絡的に使われがちですよね。

でも、私自身の思いとしては、作品の内容を端的にあらわす言葉として、自信を持って言わせて頂いてます。

「ミッシングパーツ」シリーズは、我々(フォグ)にとって、「久遠の絆」作者である加藤直樹氏が絡まない初めてのタイトルでした。

そのため、当初は不安もありました。

案の定、シリーズ一作めの制作過程では色々と紆余曲折もありましたが、 最終的にはスタッフ全員の「面白い推理ADVをつくりたい」という熱意が具現化され、 実に細部まで丁寧に作りこまれた作品となりました。

ユーザーの方にも、とても良い評価をして頂いたと思います。

シリーズ終了後も、続編の要望はたくさん頂きました。

開発スタッフも、"更に進化させた推理モノをつくりたい"、という思いは強かったのですが、 『ミッシングパーツ』のストーリー自体は、「その後」を想定せずに終結しています。

そこで、"新たな設定で現在我々に出来る最高の推理ADV"を、ということで持ち上がったのが、『雨格子の館』です。

我々の作る推理ADVの特徴は、「コマンド総当り」とは対極にある「推理のリアリティー」です。

プレイヤーの選んだ行動や考えが、こと細かく周囲の反応や事件の展開に変化を与える。

そして遭遇した特殊な状況下において、あくまでも自分の情報分析や推理で真実を見つけ出さなければ、ベストの結果は得られない。

所詮指先のごく小さな運動で全てが決定され、モニターの中だけで視覚的に表現される「ゲーム」というメディアの上で、 いかに物語の中に同化できるのか。

そこらへんを楽しんで頂ければ、と思っています。

to be continued...


宗清 紀之氏

「久遠の絆」「ミッシングパーツ」など、ADVの名作を多数リリースしている株式会社フォグ代表取締役。

現在は本作『雨格子の館』に加えて、PS2版『風雨来記』を制作中。

ちなみに最近ハマったゲームは『龍が如く』。

家族の目を盗み神室町「シャイン」に出没していたとのこと。


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