企画・シナリオ担当 井川圭司

◆おすすめしたい点
今回はルートによって、登場人物の誰が被害者となり、誰が加害者になるかが変化します。あるルートでは、友好的な協力者だったキャラクターが、別のルートでは敵意を剥き出しにした、凶悪な殺人者になることもあるのです。どのキャラクターも一つのルートをクリアしただけでは、その一面しか窺い知ることは出来ません。誰が本当の敵で、誰が本当の味方なのか。閉ざされた空間の中で、そんな緊迫したやり取りを楽しんでいただければと思います。

◆苦労したところ
やはり、ルートで犯人が変化する部分ですね。単純にストーリーを考えるのも苦労しましたが、キャラクターたちの持つ表の顔と裏の顔、そういった二面性をどう表現していくかが、一番、頭を悩ませたところです。

◆ファンに一言
前作までに比べると、登場人物が友好的とは言い難い人たちばかりなので……一柳君にはこれまでになく、孤独で辛い試練になりそうです。様々な思惑の交錯する、ドロドロとした貴族たちの密室劇をご堪能ください。

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